輝く季節の中で

わたしは今、日本のドラマを全く観ません。

たまにアマプラで海外ドラマを見ることはあるけど、日本のドラマは まず観ない。

昔は よく見てました。

話が どうこうと言うよりも、出ている役者さんによって観る・観ないを決めてたかな。

たとえば、唐沢寿明さん、東幹久さん、モト冬樹さんが出るものとかは結構観てました。

(同じ「小頭族」で親近感があったので。)

個人的、歴代のドラマ1位は?

歴代のドラマ1位を挙げろと言われたら、大変難しいけれど、強いて言えば「輝く季節の中で」を挙げると思います。

(※「季節」は「とき」と読む。)

このドラマは高校時代にやっていて。

医療ドラマ・・・と言っても、医学生が医者になるために奮闘するドラマ なのですがね。

数年に1度、たまに ふと思い出して、観たくなる時があるのですよ。

最近も久々に思い出して観ているところですが、

↑↑ 酔いも手伝い🍺、この樋口君のシーンを観て泣いちゃいましたね。

ドラマで泣くって、個人的にはそうそう無いです。

(余談ですが、感動して泣くのって、人の心の痛みの分からないサイコパスには一生無いことなのでしょうね。

「しょせん作り話じゃん」とか言いそう。

こういうのを馬鹿にする ひろゆきみたいなサイコパスが、最近なぜかメディアによく出て、称賛すらされている。

まったく、世の中どうかしてます。)

観るたびに変わる視点・印象

面白いのが、歳を取れば取るほど、当時観ていた印象とは異なりますね

当時は私も夢を追う学生でしたから、学生たちに自分を重ねて観ていましたが、そのうち社会人になって、今はもう中年になり、学生を指導する立場の高槻先生の立場から観てしまう。。

そして、当時は何となく観ていた演者の表情や演技も、今観ると「上手いな~」と感心したり。

微妙な感情の動きの表現力、目力など が流石すぎるのですよ。

中には あまり上手くない人もいますが、私は「演技がどうのこうの」と言うネット民のような昨今の厳しい風潮は好きではないので、あえて書きません。

若手が演技が未熟なのは当たり前。

そういう温かい目で見る方がイイかと。

登場人物(役者さんたち)について

ここからは、登場人物と演者さんたちについて書きたいことを書こうと思います。

(「役者さん」と「劇中の人物」について書いているので、ちょっと ごちゃまぜになってる印象で、ややこしくてスミマセン。)

石田ひかり

当時は そこまで思いませんでしたが、今見ると やっぱり石田ひかりさんはイイですね。

その前は「あすなろ白書」ですからね。

当時は快進撃を見せてましたね。

主人公(藤谷 果菜子)のキャラも好きです。

優しくて不器用で、でも芯はしっかりしている、みたいな所。

石田さんの演技が とにかくハマってました。

こういう女性を馬鹿にする人もいるかもしれません。

澤田も初めはサイコパスっぽくて、彼女をバカにしてましたが。

後に「人間らしい心」を取り戻したので、サイコパスでは無いと分かりますけどね。

わたしは こういう藤谷みたいな女性こそが、もっと増えるべきだと思います。

保坂尚輝

江口洋介のロン毛に始まり、当時は木村拓哉のロン毛も爆発的に流行りました。

それを意識してなのか、全く関係無いのかは分かりませんが、保坂尚輝もロン毛に。

今見ると暑苦しくて「なんで髪らないの?」とツッコみたくなる感じなのですが、当時高校生だった私は、キムタクのロン毛よりも、なぜか保坂さんのロン毛に憧れてましたね(笑)

学校は校則があり、あそこまで伸ばせなかったですからね。

なので、大学時代は髪を伸ばしてました。

その時の写真を公開したいと思いますが(笑)、後述します。

余談ですが、保坂さんは

尚希→保阪尚→保尚輝→保阪尚希

と4回も芸名を変えていらっしゃいます!

それに確か、途中で僧侶になったり、幼少期から色々と苦労をされていますね。

だからなのか、彼の演技はどのドラマを見ても、どこか哀愁を漂わせるものが多い という印象です。

優しい笑顔をするんだけど、どこか哀し気というか。

中居正広

中居くん(樋口君)のキャラは最高でしたね。

みんなも樋口君、好きなのでは?

それとも、魔がさして自主退学して「アホやな~」と思いますか?

わたしには彼を笑えませんね。

何ちゅーか、わたしも 常に劣等感を抱ている学生 だったので、この樋口というキャラクターは、ものすごく自分にフィットしたのですよ。

見た目とか性格とかも、何となく自分に似ている気がしました。

先ほど澤田に憧れてロン毛にした話をしましたが、実は見た目や性格が近いのはこの樋口君だったのです。

(劣等感を頂いているところや、人が良くて婆ちゃんや子どもに好かれるタイプ。)

余談ですが、当時放送していたトーク番組「おしゃれカンケイ」に中居くんが出演した時、この 樋口のキャラそのまんま で驚いた記憶があります(笑)

そのくらい自然というか、彼の「素」に近い演技だったのかな?

でも彼の演技って結構好きなんですよね。

これを期に、彼のドラマは毎回チェックするようになりましたね。

篠原涼子

優等生で一見強い女性に見えるんだけど、実は弱い、みたいなのが この篠原さん演じる星野明美でした。

最初は澤田ほど嫌なやつじゃなかったにせよ、やっぱり どこかお高くとまってて、でも繊細な内面というか。

それを篠原さんが好演。

この後 彼女が、歌でもバラエティでもドラマでも躍進する と、この時 誰が想像したでしょうか?

TPD時代は どちらかと言うと他のメンバー(穴井さんや米光さんや市井さんなど)が目立ってる印象でしたが。

井森美幸

井森さんは初期の ものまね王座にも出てたし、芸歴が長くてベテランのイメージ。

「元祖バラドル」と言われている通り、バラエティの印象が強いので、わたしは彼女がドラマに出ているのを これしか見たこと無いんですよね。

でも これまた、なかなかイイ味を出してましたね。

驚くのが、このドラマの時、彼女は27歳。

なんか今と違って、当時は皆大人っぽいですね。

長塚京三

高槻先生はもう、長塚さんにしか演じられないと思うくらいハマってました。

大柄で寡黙、一見厳しいけど実は優しさを秘めている。

長塚さんじゃなかったら、また違った雰囲気になっていたでしょう。

しかし このドラマの影響で、長塚さんが他のドラマに出ていても「あ、高槻教授だ」と思ってしまう(笑)

そのくらいのインパクトがあったのですよね。

渡辺いっけい

いっけいさんも色んなドラマに出ていて、それこそ名バイプレイヤーですよね。

私は このドラマが初見でした。

彼もイイ味を出していたな~。

で、驚くのが、彼は当時33歳くらい。

井森さんと同じくビックリでした(今で言う43歳くらいに見える^^;)

稲森いずみ

稲盛さんも この時 初見だったし、世間的にもまだ認知されていませんでしたが、この後ロンバケで天然娘「桃ちゃん」を演じて世に知られるんですよね。

細川茂樹

細川さんも この後けっこうドラマやバラエティで活躍するのですが、この時は まだ無名。

いや~な役を演じてました。

で、わたしが個人的に思ったことですが・・・

いつも2人で意地悪を言うのに、殴られたり胸ぐらをつかまれたりするのは、なぜか毎回 細川さんだけ。

見ていて「なんで?」って感じで、ちょっと哀れにすら思えてきました(笑)

しかし言い換えれば、もう一人のノッポは 存在感が無い とも取れます。

そう考えると、殴られた方が まだマシなのかな?(笑)

主題歌

このドラマは脚本もさることながら、歌がめちゃくちゃイイのですよ!

本当にイイ。

この曲を聴くと、涙が出てくるくらい。

FIELD OF VIEWのデビュー曲で、作曲はさすがの織田哲郎さん、作詞はZARD(坂井泉水さん)ですよ。

やっぱりビーイングは最高だ。

ドラマってのは音楽で いかようにも印象が変わりますからね。

そういう意味では、この曲はベストマッチでしたね。

昨今の軽々しい曲、平坦なメロディラインには無い、当時でしか味わえない感動ものの曲です。

ジャニーズって・・・

余談ですが、今「輝く季節の中で」と検索したら、中居くんの画像だけ出てきませんでした。

今グーグルは、ドラマ名とかで検索すると、すぐにキャストの画像が出てきたりする仕様ですよね?

そこに、中居くんだけ出ない。

輝く季節の中で グーグル検索結果


いまだにジャニーズは、画像を載せたらいけないのでしょうか??

いい加減、そういう一辺倒な経営は止めたらイイのにね。

あんな ごたごたがあっても尚、この調子なのかな?

それとも、もう画像は解禁になったけど、まだネットの仕様が追い付いてないとか??

まあ どうでもイイけどね。

わたしが受けた影響

ここは私の話になりますが。

このドラマを見て影響・・・と言っては大げさですが、子どもながらに真似をしたりしてました。

勉強

わたしは当時17歳くらいで、高校は進学校でした。

なので、勉強が大変で毎日ヒーヒー言ってました(勉強好きじゃないのに。。)

そんな時に このドラマを見て、「努力はカッコイイ」と思い、勉強に専念した時期もありましたがね。

けど今この歳になって思うのは、「勉強って本当に必要だったの?」っていう。

いや、大切なことだとは思いますよ?

このドラマのように「医者になる!」という明確な目標があれば絶対に必要でしょう。

しかし今となって思うのは、机上の勉強よりも藤谷の言う「心」とか コミュニケーション能力 の方が大事だな、と。

私は英語が好きだったので、勉強して留学したり色々でしたけど、けっきょく英会話よりも人間関係で苦労してきましたから。

だから、コミュ力の方が何倍も大事だよな、と、コミュ力ゼロの私は思いますね。

澤田俊介のロン毛

先ほど述べた通り、澤田の暑苦しいロン毛に憧れて、高校を卒業したら髪を伸ばしました。

澤田もどき(笑)

輝く季節の中での澤田に憧れてロン毛に(笑)

人の事は言えない、伸ばしっぱなし黒髪ロン毛(笑)

あれから25年。

すっかり髪も寂しい(苦笑)

樋口慎一の哀愁

先ほども言いましたが、私は中居正広演じる「樋口くん」の見た目や心情に かなり似たものを感じました。

で、彼の落ちぶれ(今で言う「闇落ち」?)具合がピッタリとフィットして。

彼は劇中によく、土手や川沿いで落ち込んでいました。

それをマネして(?)なのか どうかは私にも分かりませんが、大学時代、ちょっと歩いたら海が見える所に住んでいたので、落ち込んだら缶ビール片手によく そこに行き、飲みながら海をボ~っと眺めてましたね(笑)

まとめ

ということで、懐かしいドラマに対する自分なりの思い出や意見を書かせていただきました。

相変わらず、独断と偏見です。

同じくこのドラマを見ていて「好きだった」という方には共感していただける部分もあったかな??

「観たことない」という方にはおススメですが、まあ古いドラマですし、好みもあるのでね。

興味があれば、ニコニコ動画に出ていますので検索を。

DVD化はされていなくて、当時はVHSでした。 ↓↓

ビデオデッキ自体、今や ある家庭の方が少ないでしょうが。

こんなに良いドラマなのにDVDされなかったの はなぜだろう?

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